2024/12/01 13:04
さつまいもに含まれるレジスタントスターチは、近年注目されている栄養成分です
さつまいもが便秘に効果的な理由
- 食物繊維が豊富: さつまいもは、他の野菜と比較しても食物繊維が豊富です。
- ヤラピンを含む: さつまいもには、腸の蠕動運動を促進する効果のある「ヤラピン」という成分が含まれています。
- 低刺激性: さつまいもは、消化器官への刺激が少なく、お腹が弱い人でも食べやすい食品です。
またさつまいもにはレジスタントスターチは、近年注目されている栄養成分が含まれています。
レジスタントスターチとは、
消化されにくく、大腸まで届くデンプンのことです。食物繊維と似た働きをし、腸内環境の改善や血糖値の緩やかな上昇など、様々な健康効果が期待されています。食物繊維と似た働きをするため、「第6の栄養素」と呼ばれることもあります。
冷やすことでレジスタントスターチが増える?
焼き芋を冷やすと、でんぷんの一部がレジスタントスターチに変化します。このため、冷やし焼き芋には、通常の焼き芋よりも多くのレジスタントスターチが含まれているのです。
レジスタントスターチの働き
- 腸内環境改善: 善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。
- 血糖値の上昇抑制: 糖質でありながら、ゆっくりと消化吸収されるため、食後の血糖値の急上昇を抑えます。
- 便秘解消: 食物繊維と同様に、腸の蠕動運動を促し、便秘改善に役立ちます。
- ダイエット効果: 満腹感が得られやすく、過食を防ぐ効果も期待できます。
さつまいもに含まれるレジスタントスターチを増やすには?
さつまいもに含まれるレジスタントスターチの量は、調理方法によって変化します。
- 冷やす: 加熱したさつまいもを冷やすことで、レジスタントスターチが増加します。冷蔵庫で冷やすと、より効果的です。
- 電子レンジよりも蒸す: 電子レンジよりも、蒸す方がレジスタントスターチが多く残ります。
- 加熱時間を短くする: 加熱時間が短いほど、レジスタントスターチが多く残ります。
さつまいもを食べる際のポイント
- 品種: ホクホクとした食感の品種よりも、ねっとりとした食感の品種の方が、レジスタントスターチが多い傾向にあります。
- 調理法: 冷やした焼き芋、蒸し芋、さつまいもご飯などがおすすめです。
- 組み合わせ: ヨーグルトやサラダなどに加えても美味しくいただけます。
まとめ
さつまいもは、レジスタントスターチをはじめ、食物繊維やビタミン、ミネラルなど、様々な栄養素が豊富に含まれています。便秘解消やダイエットだけでなく、健康維持にも役立つ食材です。